地方博の走りとも言われる「姫路大博覧会」が開催されたのは1966年
博覧会が閉幕してずいぶん経ちますがその跡地が
どのようになっているかご存知でしょうか。
博覧会の名残が随所に残るなかなかおもしろい場所なんです。
当時たくさんあったパビリオンの内、
今も残っているのが万博のテーマ塔「回転展望台」
ロサンゼルス国際空港の管制塔を模して作られた展望塔で、展望台部は回転レストランになっています。
今も当時のまま回転して営業中です。
かっこいい外観と反して内部は昭和のまま時がとまっています。
展望塔までレトロなエレベーターを上がるとすぐ目の前に席があり、
しかも回転しているのでエレベータを降りたらアトラクションに乗り込む感じ。
1週約14分で姫路市内が一望できます。
周辺には温室やバラ園など楽しみながら散策することもでき、公園の高台には謎のお城が。
「スリラー城」だそうです・・・廃墟ではありません。
ここまで読んでいただいてなんとなくお分かりだと思いますが、
よくあるレジャースポットのご紹介とはちょっと違います。
今回は昭和の遺産のご紹介でもあります。
レジャースポットの定番「手柄山遊園地」も園内にあります。他には水族館なんかも。
子どもたちの人気のメリーゴーランドは休止中です。
というよりほとんどの乗り物が休止中です。
私が行った時はまだ動いていましたが、観覧車も終了の案内が。
大人は物足りないかもしれませんが、入園料も安く子供たちには充分楽しめるところ。このあらゆる場所の寂れ具合とゆるさがなんともおすすめなのです。
そして、姫路大博覧会といえばマニアの間で有名な「姫路モノレール」
姫路駅から会場の手柄山駅までモノレールが開通していました。
このモノレールの区間はたったの1.6km
この短い営業区間が影響して万博後は利用者が激減。運休、そして廃止決定するまではわずか8年。ある意味幻のモノレールです。
今は園内の展示スペースに当時の車両などホームの様子が再現されています。
そして、姫路モノレールといえばコレ。
建物の真ん中からちょっと色の違うコンクリートが飛び出しているのがわかるでしょうか。
モノレールの高架軌道の一部です。当時このビルの中にはモノレールの駅がありました。
費用面で撤去作業が進まず50年近くたった今もこのままに。
モノレール廃止後は時を経て、廃線マニアの撮影スポットにもなっている場所が姫路市内にはたくさん残っています。
高度成長期の時代に造られた夢のような地上を走るモノレールやパビリオン。
ガイドブックには載っていない当時の時代背景がうかがえる昭和の遺産のご紹介でした。
姫路城へ行ったついでにぜひ!
マニア向けの場所、他にもあります。
また今度。
posted by foresta at 08:00|
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