2017年12月25日

吉野杉×アイルランド×平井健太

モデル.jpg


Free Form Lamination(フリーフォームラミネーション)という手法で家具をつくる木工職人平井さんの座椅子が入荷しました。
ひょんなことからこの座椅子に出逢い、フォレスタで展示販売することになりました。
光栄にも日本で最初の取扱店だそうです!
このいきさつはまた別の機会にでも、、、
さてこの座椅子、実は杉の木で出来ています。しかもすべての工程をひとりの木工職人が製作しています。
吉野杉は建材などでよく使用される材質ですが、家具を製作するとなるとヒノキよりも柔らかい針葉樹の為強度不足に陥ります。
その弱点をフリーフォームラミネーションというアイルランドで培った技術を用い、さらに特殊な塗料を使用することにより、この素晴らしいデザインと素晴らしい座り心地が実現されました。

正面.jpg

今のご時世、家具は特に広葉樹が主流で、柔らかい国産の針葉樹の需要は大幅に減少しています。
しかしながらこの座椅子は針葉樹を薄くスライスした“突き板”をミルフィーユみたいに何枚も重ねて作ります。しかしながら広葉樹での一般的な突き板は薄く(0.3〜0.6mm)、椅子に必要な20〜25mmの厚さまで重ねるには、たくさんの枚数が必要になります。(突板ってすごく薄いのですよ)
となると広葉樹では原材料として高くなります。
厚く加工してもらおうとすると特注となり単価も高くなります。
その点針葉樹なら、軟らかい性質の為、最低でも1mm以上の厚みで突板を突く技術が標準としてあったのです。もともとの技術を利用して、しかも需要が減ってきた国産の針葉樹を使用できると言う事で、この作品が完成され、今一気に注目が集まっています。
積層.jpg

このかなり厚みのある突板を何層にも重ねて、ひとつひとつ手で曲げていくのです。
また塗料もガラス質のモノを使用しています。
通常のウレタンやオスもオイルなどではなく、木材に浸透して硬化するような塗料。(これも高いらしいです)
背面.jpg

そのためにこういった3次元に木を(厳密には積層合板を)自由自在に曲げることができ、さらに家具として成り立つ強度を保持できるのです。

また製作工程をどうしてもこの目で工房も見学させて頂きました。
工房.jpg


治具.jpg

企業秘密であろう治具たち。(平井さんの許可は得てますので)

途中.jpg

製作途中のパーツが所せましと並んでいます。
全ての工程を職人の平井さん一人で行っています。
最近では様々な賞も受賞しているこの座椅子。

フォレスタでは、後継者不足で悩んでいる林業の今や、その林業の主体でもあり且つ有り余っている国産針葉樹を使用しているこういったアイテムが国内に与える影響なども、もっともっと皆様に知って頂きたいと思っています。それ以前に作品として素晴らしいのは当たり前なのですが、、、

ぜひぜひ一度店頭でご覧ください。

年内の営業は12/27の17:00までです。
年始は1/3の10:00より例年通りバーゲンを開催致します。
初日はfloresta-carroさんのドーナツもやってきますのでお楽しみに。


posted by foresta at 08:00| Comment(0) | Furniture | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
お得なメルマガ会員募集中
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。