これ以上ないシンプルさと機能性、さらに高い耐久性を併せ持ち、尚且つ美しい、それがこの60 STOOLです。
デザイナーは言わずと知れた歴史的なフィンランド建築家のアルヴァ・アールト。
1933年のデザインでなんと80年以上に渡って、今なお変わることなく作り続けられ、世界中の人々に愛用されています。
フィンランドを始め北欧の人々は、モノを大切にし、使い捨てることを良しとしないという国民性をもっています。
そしてさらには、安価で安易に作られた類似品とは違い、この「60 STOOL」だけが独自の「L-leg」という特殊構造を備えて作られ、これによってシンプルな木製家具ながらも、高い耐久性を保っています。
ちなみにこのスツールは組み立て式で、要する時間はわずか15分。
お客様に実際に組み立てていただくことで、簡素にして完成されたその構造の秘密をさらにご理解いただくことができます。
この耐久性ゆえにこんなプロジェクトも進んでいます。
2007年よりArtekは「2nd Cycle(セカンドサイクル)」というプロジェクトをスタートさせました。
これは学校や福祉施設、個人の自宅など、様々な場所で愛用されてきた「stool 60」を回収し、新品と交換するというもの。2007年のロンドン・デザイン・フェスティバルのために600脚の「stool 60」が回収、交換されました。
この時、回収された家具には、その家具が使われてきた場所や歴史を記録。この記録された情報は、RFIDタグ(無線ICチップ)の中に組み込まれ、イスの座面の裏側に取り付ける、というもの。この記録チップが取り付けられた家具は、再び販売され、新しい家具の物語りを作るために旅だってゆきました。
このRFIDタグは携帯電話(フィンランド国内のみ)やインターネットから情報の閲覧や書き込みが可能で、これまでそのイスが歩んできた道のり、物語りを知ることができるだけでなく、新たなオーナーとなった自分自身のストーリーを書き込むことができるわけです。
そんな名作家具のアクタス限定カラーは3色。
ぜひぜひこの機会に手に入れてみてください。
posted by foresta at 08:00|
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